概要
開催日:2023年4月15日(土)
参加チーム数:80チーム(トリオファイト)
決勝ラウンド進出チーム数:16チーム(ライドライン選抜あり)
デッキ分布から考察
使用率については、前回のWGPデラックス横浜会場と大幅に変化することはなく、『エバ』、『メサイア』、『ガーンデーヴァ』が使用率上位3デッキとなりました。
『ドラジュエルド』、『クロノジェット』については、やはり上位のデッキと実力差が徐々についてきているのか使用率も減ってきています。『えびす』は規制が入っても上位に残っています。
『ゾルガ』は2種類ともに分布図には載っていますが、決勝進出にどのような影響も出たのかについても見ていきましょう。
決勝ラウンド進出チーム
今回の全勝チームは4チームいましたが、特徴的な部分はすべてのチームに『えびす』がいることでしょうか。巷ではどのデッキに対しても不利になることが少ないと言われているデッキですので、相当高度なプレイングを要求されるデッキですが、対面していてミスをすることさえなければ現環境最強格と言っていいのではないでしょうか。
チームメンバーには全体使用率上位3つの『エバ』、『メサイア』、『ガーンデーヴァ』の他、やはり顔を出してくる『クロノジェット』がいました。『六角』、『ゾルガ』もメインVとして2種類ありますがどちらも全勝チームとして存在感を残しました。
●決勝ラウンド進出のデッキ分布 参考までに
- エバ:9チーム
- メサイア:7チーム
- えびす:6チーム
- ゾルガ:5チーム
- ガーンデーヴァ:5チーム
- ドラジュエルド:3チーム
- アーヴァガルダ:2チーム
- クロノジェット・ドラゴン:2チーム
- ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド:2チーム
- ファントム・ブラスター・オーバーロード:1チーム
- グレイヴ゠ゾルガ:1チーム
- フォルティア:1チーム
- マグノリア:1チーム
- ラプラス:1チーム
- 六角:1チーム
決勝ラウンド進出チームで最大使用数となっていたのは前回の横浜会場と同じく『エバ』でした。前々回の京都会場でも2番目に多く決勝ラウンドに進出したデッキですので、全体の使用率のまま決勝に勝ち上がった形となっています。そのことを踏まえて考えてみると、チーム内で『エバ』+重複が少なかったデッキで組んだチームが決勝ラウンドに多く進出しています。
そして、今大会の特徴としてライドライン選抜で重複数2までのチームがすべて決勝ラウンドに進出したことがあげられます。同じチーム数で開催された京都会場では重複数2だった場合、オポ計算での上位6チームのみが決勝に進んだことを考えると、全勝チームになりやすいデッキでチームを組んだ場合本気で全勝を狙わないと決勝進出は難しいのかもしれません。ましてや、次の大ヴァンガ祭トリオファイトでは、予選での対戦数は多くなるとは言え、500ほどのチームが参加予定ですので、ブロック分けされたとしてもチーム内でのデッキ選択によっては全勝でなければ決勝ラウンドに進めないと考えておく必要があるかもしれません。
前回大会同様、『ゾルガ』と『六角』はライドラインに入るG3ユニットの違いによって決勝ラウンドに進出したチームもあれば、ライドライン選抜で被ってしまい進出できなかったチームもあるみたいです。こういったデッキタイプは、人によってデッキ構築の時点で勝てる方に寄せていると思うので、どうしてもライドライン選抜を考えて組んでいるわけではないと思います。
今大会で意図的にライドライン選抜を避けようとしているデッキで一番考えられるのは『ラプラス』ではないかと思います。しかし、メインVでも使われるユニットなのであくまでも私個人の予想です。間違っていたらすいません。
以前の京都会場でも起きた事ですが、参加数80チームだと決勝ラウンド進出チームで全勝チームは5チーム出る計算です。当日キャンセルで80チームでスタートしていない可能性もありますが、時間切れでの両者敗北もあったと思いますので、やはり25分という決められた時間内での決着を求められるデッキもあるのかもしれません。
ここは、プレイング等必要事項を頭に入れて使い慣れておく必要がありますね。どのような大会でも気を付けないといけない事の一つです。
次戦、4月30日大ヴァンガ祭トリオファイト開催
さて、次戦の大ヴァンガ祭トリオファイトについて今回の結果を踏まえていろいろ予想してみましょう。
(4/29発売の「フェスティバルブースター2023」についても少し書いてあります)
先ほども書きましたが、現環境上位と言われているデッキでチームを組むとライドライン選抜の関係で全勝しないといけないことは確かだと思います。もちろん結果によっては全勝チームから外れるデッキもあると思いますが1敗が命取りになる可能性の方が高いでしょう。今までのCSや大型大会の結果から、個人的には『エバ』、『メサイア』、『えびす』、『ガーンデーヴァ』の4つは筆頭だと思っています。その他「仮面竜奏」で強化されたデッキや『クロノジェット』といったデッキも数多く結果を残しているので注意しておく必要があると考えています。
ライドライン選抜回避については、今までのデラックスの結果から昨年に比べて採用しづらくなっていると思っています。というのも、メインデッキ46枚のうちの1枚が余分にメインVになってしまうことによるパーツ不足から安定性が落ちたりパワーが出なかったりして詰め切れない可能性の方が増える傾向にあるからです。これは環境の移り変わりなので、もしかしたらデッキによってはライドライン選抜回避採用型の構築も出てくる可能性があるかもしれません。そうなると結果分析が楽しくなりますね。
さて、大ヴァンガ祭トリオファイトでは「フェスティバルブースター2023」のカードも使用可能になります。間違いなく今までにないデッキとして増えるのが「リリカルモナステリオ」の初期5軸のデッキでしょう。決勝ラウンドにどれだけ進出するかわかりませんが対戦回数は間違いなく増えると思います。ライドライン選抜候補にもなると思うので今のうちに対策しておいて損はないでしょう。
そしてヴァンガード界隈でも話題になっているたかが1枚、されど1枚になり得る新規超トリガー『焼尽の精霊王 ヴァルナート』がどれだけのデッキに採用されるかも今大会注目事項だと思っています。
その他、新規レガリスピースやG3サイクルカードといったカードも使用できるので、発売後次の日の大会となるので今の環境を壊す番狂わせもあるかもしれません。
環境予想通りのデッキで臨むチームや新規のデッキで突撃するチームなど、様々な楽しみ方ができるトリオファイトになりそうです。
トリオファイト以外にもたくさんイベントが開催されているみたいですので、皆さん2日間大いにヴァンガードライフを楽しんで下さい。
最後に
今後もWGPデラックス、ちほうかっぷデラックスが開催されるたびにデッキ分布や決勝ラウンド進出チームを見ながら予想や考察をしていこうと思いますので、共感できる部分や、自分はそうは思わないなど、いろいろな部分で参考になることがあれば幸いです。
これからも白帯会をよろしくお願いします。
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