概要
開催日:2023年6月10日(土)
参加人数:207チーム(Aブロック104チーム、Bブロック103チーム)
決勝ラウンド進出チーム数:16チーム(ライドライン選抜あり)
デッキ分布から考察
なんと前回の大阪会場と使用率の高い順で5番目まで全く同じという結果になりました。チ使用率に関しても大きな差はないので、「英雄激突」が発売されたとはいえ上位帯で大きな変化はみられていないといった感じです。
しかし、それ以下の使用率を見ると「英雄激突」で強化されたデッキや新ライドラインのデッキが並ぶ形となりました。5番目の『エバ』も含まれていますが、界隈でも強くなったと言われていた『ミネルヴァ』や『ケイオス』といったデッキが新たに分布にあがってきた形となりました。
そして、特に注目すべきは「ムシキング」から『タランドゥスツヤクワガタ』でしょう。このデッキの詳しい解説は別の機会となるでしょうが、上位デッキとも殴り合えるデッキと言っていいでしょう。個人的な感想としてはこの分布にいるのも納得と言った印象です。
さて、決勝ラウンドに進出したチームのデッキはどのような構成だったのでしょうか。
決勝ラウンド進出チーム
個人的な予想として、「英雄激突」発売から強化されたデッキは数多くありましたが、環境が大きく変動する要因はない印象だったので、大阪会場とさほど変わらないという予想でした。
実際はどのようなデッキが決勝ラウンド進出したのか見ていきましょう。
●決勝ラウンド進出のデッキ分布を参考までに
●Aブロックで予選4回戦で全勝チーム数が5チーム
なんと今回はAブロックで全勝チーム数が5チームしか出ないという展開に。
SNS等からの結果でも両者敗北の結果をいくつか聞いていたので、今大会は両者敗北が原因で全勝チーム数が減ったというのは間違いないでしょう。
使用率の高いデッキのほとんどがリソース稼ぎが得意だったりしているので、有効ヒールなどが絡むとゲームが伸びやすいことも大きな要因になっていると思います。こればかりはお互いに練習を重ねていくしかないのではないでしょうか。
Bブロックでは今まで通り全勝チームが6チームとなりました。
●環境トップは『ガーンデーヴァ』でいいんじゃないでしょうか
A,Bブロック決勝進出チームで合わせて16チームが握っていました。弱点もあるでしょうが、環境トップと言っても差し支えないでしょう。今後もこのデッキと当たる前提で練習していくのが必須事項かもしれません。
その他『ウィリスタ』、『えびす』、『クロノジェット』の使用数も多いので、まだまだ環境で暴れるかもしれません。
●「英雄激突」で強化されたデッキが多数決勝進出
「英雄激突」が発売されてから大会までに1週間ほどの期間があってか、今まで以上に新弾で強化されたデッキが決勝進出しました。Bブロックでは『テグリア』が顕著ですね。『ミネルヴァ』、『ケイオス』は以前より大幅に評価が上がっています。その他のデッキも軒並み評価が上がっているので、次回の札幌大会でも結果を残せるか楽しみです。
●使用率上位5デッキでチームを組めばいいというわけではない!?
実際のところその通りではあるのですが、決勝進出チームのデッキを見直すと、使用率上位5デッキでチームを組んで決勝進出したチームは6チームと決して多くはありません。以下のタイトルと被ることですが、ライドライン選抜での重複が免れないので、安易に環境上位デッキを選択するのではなく、全勝する自信があるといったことも踏まえて選択する必要があるかもしれませんね。
ちなみにAブロックでは『クロノジェット』。Bブロックでは『エバ』が全勝チームにいなかったのでライドライン選抜で許されています。こればかりはその時の運ですね。
●ライドライン選抜回避という考え
久しぶりにライドライン選抜回避っぽいものを見ました。間違っていたらすいません。
ライドラインを『輝き満ちる光彩 ウィリスタ』ではなく『煌めく光彩 ウィリスタ』にしている選手がいました。ユニットの性能の違いはあれどデッキ内容自体にギミックの違いはないので採用の余地はあると思います。「ドレスアップ」能力を持つユニットの採用はチーム事情によっては採用してもいいかもしれませんね。
次戦、6月25日ちほうかっぷデラックス札幌会場開催
さて、次戦の札幌会場について今回の結果を踏まえていろいろ予想してみましょう。
予想をするうえでまず重要になるのが6月13日の「戦略発表会2023」で発表されるファイターズルールの更新です。
今回は『魂震わす業魔調伏の魔法童女 風神雷神』が1枚制限となり『えびす』が弱体化するかどうかになります。その他のデッキには規制がなかったので、そこまで大きな環境の変化はないと予想しています。
しかし「WGPデラックス」はトリオファイトです。チームを編成するうえで『えびす』が規制されたとなると3枠目の変更があったりもするので、対面のデッキを絞るのは今まで以上に困難になるかもしれません。ロングゲームが強いデッキの規制に伴い環境が早くなる可能性も考えながらデッキを選択しないといけない可能性もあります。
規制が一切なかった『ガーンデーヴァ』や『ウィリスタ』は今後も常に上位にいそうな感じがします。
「英雄激突」発売から3週間後の大会となるので、【邂逅ユニット】のデッキや【煌求者】のデッキ等も調整が進んでいくのでどれだけ上位に食い込んでいけるか楽しみです。
また、開催前に「刀剣乱舞ONLINE 2023」が発売します。事前評価でも上位にくるのではないかと言われているデッキもあるので、どれだけのファイターが調整して採用してくるかにも注目です。ある程度対処の仕方を考えたうえで大会に臨まないといけないかもしれませんね。
そして、どんどん増えている「マスクス」ユニットにも注目していきたいところ。話題が尽きません。
もう一度言いますが「WGPデラックス」はトリオファイトだからこそチームでの協力が必要になります。デッキ選択でも高い安定性をとるか、一撃のためにデッキを尖らせるかはそれぞれのプレイヤーやチーム次第なので、これからも環境に合わせてデッキを構築していく楽しみが続きますね。
次回の「ちほうかっぷデラックス札幌会場」に参加を予定している選手の皆さん、残りわずかの期間ですが最後まで研究を重ねて楽しんでWGPに臨んで下さい。
最後に
今後もWGPデラックス、ちほうかっぷデラックスが開催されるたびにデッキ分布や決勝ラウンド進出チームを見ながら予想や考察をしていこうと思いますので、共感できる部分や、自分はそうは思わないなど、いろいろな部分で参考になることがあれば幸いです。
これからも白帯会をよろしくお願いします。
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