ちほうかっぷデラックスSeason1 京都会場 考察

目次

概要

開催日:2023年3月5日(日)
参加チーム数:80チーム(トリオファイト)
決勝ラウンド進出チーム数:16チーム(ライドライン選抜あり)

デッキ分布から考察

まず特徴的な部分として「超越ギミック」を駆使した2つのデッキだけで全体の38%を占めた点でしょうか。

事前予想通りと思われる方も多数いると思いますが、多くのデッキに対して5ターン目のキルを目指せるデッキパワーと安定性からやはりというべきか、多数の選手が握る結果となっていました。

また、現環境teir1の位置づけをされている『エバ』も全体の19%を占める形となり『クロノジェット』に続いて使用率は2位となりました。

さて、昨年からWGPデラックス並びにちほうかっぷについてはトリオファイト形式となっていますが、今回の京都会場ではチーム内でどのようなデッキ選択をしてきたかを決勝ラウンドに進出した16チームを見ながら考察していきましょう。

決勝ラウンド進出チーム

 去年の大会でもそうでしたが、相手チームの構成を予想してトリオファイトに臨まないといけないため、どのデッキをどこに配置するか、事前の駆け引きから非常に面白い形式ではないかと思っています。

 そして、実際に決勝ラウンドに進出したチームの構成ですが、予選4ラウンド全勝チームは3チームですべて『クロノジェット、エバ、えびす』と現環境上位と言われているデッキでの構成となっていました。

 4位~16位までのチームはライドライン選抜での決勝ラウンド進出ですが、この中の9チームがメサイアを選択したという結果となりました。

●決勝ラウンド進出のデッキ分布 参考までに

  • クロノジェット:11チーム
  • エバ:9チーム
  • メサイア:9チーム
  • えびす:3チーム(4チーム?)
  • ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド:3チーム
  • ミネルヴァ:3チーム
  • メガロノヅチ:2チーム
  • ヴェルストラ:2チーム
  • メイルストローム:2チーム
  • アルキテ:1チーム
  • リアノーン:1チーム
  • ルーテシア:1チーム

 この中で今後の大会で参考になりそうなデータとして、4位~12位までのチームは全勝チームとのライドライン被りが1デッキまでで、13位~16位までのチームは2デッキ被りとなっています。

 さらに今回は全勝チームのライドラインがすべて同じということでライドライン選抜の重複デッキ対象も少ない形となりました。
 そして今回、全勝チームの中にもし『メサイア』を使用した選手がいた場合、4位~12位までのチームの6チームが2デッキ被りとなり進出チームがかなり入れ替わった可能性もあります。

 今大会、決勝ラウンドに進出したチームの中で明らかにライドライン被りのないようにG3のみを入れ替えてきたチームは1チームのみであり、2デッキ被りで決勝ラウンドに進出できないと考えると、今後開催される会場では昨年同様ライドライン選抜を抜けるようにG3のみ全く関係のないカードで登録するチームが一定数増えてくるかもしれません。

次戦、4月9日WGPデラックス横浜会場開催

 さて、次戦の横浜会場について今回の結果を踏まえていろいろ予想してみましょう。(4/7発売の仮面竜奏については今回は省きます)

まず、あくまで私個人の予想ですが、発売から1ヵ月経つためメサイアの研究が進み構築が固まってくると予想していますが、分布はあまり変化しないと思っています。

 その理由として、『超越ギミック』『エバ』『えびす』といった上位の壁を崩すのはなかなか難しいということ。また、ちほうかっぷと違い参加チームの上限が120チームに増えることもあり、2デッキ被りどころか1デッキ被りすらオポ上がりでの進出となる可能性も考えると、全勝を目指した方が決勝ラウンドに進出しやすいと想定してくるチームの方が多いと考えているからです。

 そうなると、チーム構成としては上位3デッキを持ち込むという選択の他、上位2デッキ+そのデッキをあわよくばトリガーで貫通できるデッキ。といった具合にチーム編成してくることが考えられます。

 そして、ライドライン選抜だからこそのライドラインG3換えといった形でデッキ被りを避けて決勝進出を目指すチームも一定数あると思います。(個人的にはルールに則って隙を突いた悪くない判断だと思っていますが、皆さんはどうでしょうか。)

 その他にも、現環境外からの刺客や、実はポテンシャルを秘めていたデッキが台頭してきた、なんてこともあるかもしれませんし、「好きなデッキにすべてをかける」といったプレイヤーも一定数いますので、そもそもライドライン選抜に引っかからないというチームもいるかもしれません。 

 ここまで書きましたが、あくまで「仮面竜奏」で新たに追加されるカードについては一切触れていません。現在進行形で新規ライドラインや『マスクス』名称といった新規カードも発表されているので、もしかしたら横浜会場開催時には環境も変化するかもしれません。

「WGPデラックス横浜」に参加されるチームの皆さんは事前予想から楽しんでWGPに臨んで下さい。

最後に

今後もWGPデラックス、ちほうかっぷデラックスが開催されるたびにデッキ分布や決勝ラウンド進出チームを見ながら予想や考察をしていこうと思いますので、共感できる部分や、自分はそうは思わないなど、いろいろな部分で参考になることがあれば幸いです。

これからも白帯会をよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

石川県在住VGP
白帯会 運営
メインデッキは『アレスティエル』というくらい『アレスティエル』大好きです。

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