概要
開催日:2023年5月27日(土)
参加人数:190チーム(A,Bブロック各95チーム)
決勝ラウンド進出チーム数:16チーム(ライドライン選抜あり)
デッキ分布から考察
「2023大ヴァンガ祭」から約1か月後の「WGPデラックス」となりました。『ウィリスタ』はCS等でも結果を残し、今回も全体の2番目の使用率となり環境上位の立ち位置を確固たるものにしています。
そして、全体の使用率トップは前回同様『ガーンデーヴァ』となりました。お手軽な除去とドローに加え、パワーパンプとクリティカル上昇と本当に隙のないデッキで現環境トップとして君臨しております。
2デッキに続く形で、『クロノジェット』、『えびす』となっており、この順もほとんど前回大会と大差ない結果となっております。
『エバ』、『メサイア』は環境からも向かい風なのかどんどん使用率が減ってきております。
さて、決勝ラウンドに進出したチームのデッキはどのような構成だったのでしょうか。
決勝ラウンド進出チーム
前評価から決勝進出するであろうデッキを3つ挙げた場合『ガーンデーヴァ』、『ウィリスタ』、『えびす』ではないかと予想していました。
実際はどのようなデッキが決勝ラウンド進出したのか見ていきましょう。
●決勝ラウンド進出のデッキ分布を参考までに
●A,Bブロック共に予選4回戦で全勝チーム数が6チーム
今大会も時間切れ両者敗北が絡んでの全勝チーム数が減るということはありませんでした。コントロールするデッキもありますが、スピーディーなファイトが目立っています。
ライドライン選抜に関しては今までのデータからも1デッキ被りは決勝進出間違いなしと言ってもいいのではないでしょうか。2デッキ被りはオポ差で決勝進出が決まってくるので、早い段階での1敗は致命的になってしまうかもしれません。
●決勝進出チームの半分が『ガーンデーヴァ』採用
圧倒の一言です。除去が多くパワーやクリティカルが上がる連パンデッキが弱いわけありません。多くのチームがこのデッキを握るのも納得です。
収録されてからWGPデラックス予選が4回ありましたが、そのすべてで3割強のチームが決勝に進出していることを考えると6/13発表の新制限筆頭のデッキになるかもしれません。
実際、現環境の様々な大型大会の成績から制限がかけられるのでは、と思われるほどの安定感と強さを兼ね備えています。
●前評価通りの採用デッキ
『ウィリスタ』、『クロノジェット』、『えびす』についてはCS等の大会でも結果を残していましたが、今大会も決勝進出したチームで多く採用されていました。やはり、高パワーで連パンしながら手札補充を行ったり、うまくガードしていけるデッキは環境上位となりますね。こちらも安定感が違います。
●『エバ』、『メサイア』の衰退
元環境上位と言わざるを得ない環境となってしまいました。とうとう決勝進出したチームの中で1チームしかいなくなりました。
確かにパワーの高い連パンや手札補充の充実性、ガード値の高さはありますが、序盤のゲームスピードの遅さや除去の少なさからどうしても上位4デッキと差がついています。まだまだ戦えるデッキではありますが、勝つために採用されないという現実となっています。
●ライドライン選抜回避という考え
ライドデッキに別のカードを入れてライドライン選抜での決勝進出を目指すというのは全く見なくなりました。しかし、環境上位ではないけど自分の好きなデッキで大会に臨むプレイヤーは一定数いると思います。今大会も1デッキしか決勝進出していないデッキも多くありました。どのデッキも回った時の爆発力があるので上位デッキも気を抜けません。
次戦、6月10日WGPデラックス名古屋会場開催
環境上位で安定しているデッキを握るとなると『ガーンデーヴァ』、『ウィリスタ』、『クロノジェット』、『えびす』が妥当でしょう。少数派のデッキも一瞬の火力なら上位デッキにも劣らない性能を持っているデッキも多々あるので、最大8回のファイトをどう潜り抜けるかを考えておくのも重要になるかもしれません。
また、新弾の「英雄激突」が発売されて最初の「WGPデラックス」ということもあり、【煌求者】や【邂逅ユニット】といったデッキがどれだけ使用されるかにも注目です。全体で見たときに大きく使用率が変動するとは考えにくいですが、決勝進出チームの構成を見ると新弾のカードによって突破してくるデッキは増えてくるかもしれません。
次回の「WGPデラックス名古屋会場」に参加を予定している選手の皆さん、残りわずかの期間ですが最後まで研究を重ねて楽しんでWGPに臨んで下さい。
最後に
今後もWGPデラックス、ちほうかっぷデラックスが開催されるたびにデッキ分布や決勝ラウンド進出チームを見ながら予想や考察をしていこうと思いますので、共感できる部分や、自分はそうは思わないなど、いろいろな部分で参考になることがあれば幸いです。
これからも白帯会をよろしくお願いします。
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